trancom

環境に関する取り組み

トランコムグループでは事業活動によって生じる環境負荷低減の推進と
輸送の効率化による世の中のCO₂排出量の削減や物流機器回収による
循環型社会の推進に取り組んでまいります。
●求貨求車サービスによるCO₂削減
トランコムグループの求貨求車サービス事業は日本全国を走るトラックの空車を活用し貨物を輸送する事業です。我々の取組みにより、国内のトラック輸送の稼働率を高めることで、CO₂排出量を減少することができます。環境負荷低減に加え、長距離トラックドライバー不足という課題解決にもつながる取組みでもあります。
●グリーン物流の取り組み
物流分野のCO₂排出削減に向けた自主的な取組みの拡大に向けて、業種業態の域を超えて互いに協働していこうとする高い目的意識のもと、荷主企業(発荷主・着荷主)と物流事業者が広く連携していくことを促進すべく運営する「グリーン物流パートナーシップ」に加盟しております。
グリーン物流パートナーシップ
グリーン物流パートナーシップ会議「国土交通大臣表彰」を共同受賞
株式会社ホームロジスティクス、ユニ・チャームプロダクツ株式会社と共に、スワップボディコンテナを活用した共同輸送事業で車両台数削減、ドライバー作業負荷低減の取り組みが高く評価され、「令和2年度 グリーン物流パートナーシップ会議優良事業者表彰」の「国土交通大臣表彰」を共同受賞しました。
物量波動が大きな2社の貨物の組み合わせによる当日往復輸送で波動を平準化、満載にならない曜日は当社の求貨求車サービスが保持する貨物を混載し、輸送効率化を図ることで運行台数50%削減を実現しました。また、2社の物流センターで荷役業務請負をしていることから、スワップボディコンテナ活用による荷役分離を可能としドライバー荷役作業を半減しました。その結果、CO₂排出量の削減(年間換算880.4トン)を実現し、環境負荷低減に貢献しました。
また、2019年にはユニ・チャーム株式会社、株式会社資生堂、ライオン株式会社、日立物流ソフトウェア株式会社と共に、共同配送による環境負荷や小売店業務負荷低減の取り組みにおいて、「経済産業大臣表彰」を共同受賞しています。
トランコムでは今後も、限りある輸送力を最大限活用した輸送実現に取り組み、社会の課題解決に貢献してまいります。
●モーダルシフトの取り組み
倉庫運営と輸配送管理をトータルサポートする3PL企業として品質の向上とコスト削減を実現するだけでなく、環境負荷軽減にも貢献すべく鉄道、海上輸送も荷主企業様に提案を行っています。
エコシップマーク
エコシップマーク優良事業者として認定
荷主企業様の東北向け幹線輸送業務において、トラック輸送とのリードタイム格差による納入逆転を補うため、週末出荷分をフェリーによるモーダルシフトの対象とした取り組みが評価されました。また、製品アイテム数増加に伴う出荷量の増加に対応するため、フェリー輸送便については、荷台容積の多い車両を導入し、製品サイズや出荷ロットに合わせた積込み計画の策定により積載効率を向上させ、モーダルシフトを取り入れた安定輸送を実現しました。
海上輸送を通じた環境負荷低減に貢献したとして、エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会が主催する、令和2年度 「エコシップマーク」優良事業者として認定されました。

※エコシップマークとは
地球環境に環境負荷の少ない海上輸送を一定以上利用している荷主、物流企業に対して、エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会が認定する制度です。エコシップマークは認定された企業が商品、カタログ、車体等に表示することにより、海上輸送を通じて環境対策に貢献する企業の証となります。
●パレットの回収サービス
輸配送で利用したパレット等の物流機器をすぐに回収し、適切なタイミングで返却します。回収パレットの仮置きデポを全国に設置し、物流センターなどで滞留しているパレットを効率良く回収、再利用できるようにするシステムを構築しました。

物流機器の回収サービス
●省エネ型照明の導入
物流センターの省電力化を図るため、LEDなどの省エネ型照明の導入、代替えを推進しています。